アジアン・アーツ・エア・フクオカは、福岡からアジア各地へリサーチや展覧会企画、レジデンスへ行ったアーティストや研究者の報告や最新レジデンス情報、またアジア美術研究者の発表を聞く会を開催しています。
10回目となる今回のテーマは〈KOREA〉。近年、政治的緊張が続く日本と朝鮮半島ですが、古代から朝鮮半島とのつながりが深い福岡では、現在でも民間レベルで積極的な文化交流が図られています。今回は教師、研究者、アートディレクターと、所属や専門が異なるスピーカーを招きます。それぞれの立場や国の状況、時間を行き来しながら、多角的な視点により現状を見つめ、その先を考える機会にしたいと思います。
日時 | 2020年1月18日(土)17:00〜19:00 ※16:50開場 |
会場 | 福岡市美術館1Fレクチャールーム |
アクセス | 福岡市中央区大濠公園1-6 |
参加費 | 一般1,000円 学生500円 |
定員 | 45名(予約優先) |
予約方法 | FBイベントもしくはメールは、asian.arts.air.fukuoka@gmail.com までお願いします。 ※メールの際は上記アドレスからのメールを受け取れるよう設定願います。また一般・学生どちらかもお知らせください。 |
ゲスト |
「朝鮮学校で教える私と学ぶ生徒の表現」 「釜山と福岡の文化交流を通じた民間レベルの役割について」 「金煥基(1913-1974)から見る植民地期から南北分断、軍事政権期の韓国朝鮮近現代絵画――福岡アジア美術館、福岡市美術館所蔵作家との関連を交えて」 |
<ゲストプロフィール>
崔 栄梨(チェ・ヨンリ)/CHOI Yong Ri (美術家、朝鮮学校美術教師)
福岡県内の朝鮮学校、朝鮮大学校(東京)教育学部美術科を卒業。以降教員として朝鮮学校に勤務。現在は美術専攻の非常勤講師をするかたわら、作品制作も行っている。
沈 佑炫(シム・ウヒョン)/SIM Woo Hyeon (九州産業大学造形短期大学部講師、港民館ディレクター)
1972年 韓国蔚山生まれ
大邱芸術大学 写真映像学科 芸術写真専攻 卒業、ソウル 祥明大学 芸術デザイン大学院 修士課程 単位取得後退学、九州産業大学 大学院 写真学科 卒業(博士前期過程)、九州産業大学 大学院 芸術研究科 造形表現専攻(博士後期過程) 単位取得後退学。
現在 日韓アートプロジェクトであるワタガタアートネットワーク運営委員(2010年~)、ギャラリー港民館運営(2019年~)、筑後市九州芸文館AIRコーディネーター(2015年~)、九州産業大学造形短期大学部講師(2014年~)。
柳 永珍(リュ・ヨンジン)/RYU Youngjin (北九州市立大学特任講師)
1984年韓国釜山広域市生まれ。社会学修士と経済学博士を取得後、現在北九州市立大学地域戦略研究所在職中。主に文化経済学、経済政策、日韓比較に関する研究を進めている。
松岡とも子/MATSUOKA Tomoko(総合研究大学院大学博士後期課程)
1979年福岡生まれ。大阪市在住。九州大学大学院修士課程修了。総合研究大学院大学人文科学研究科地域文化学専攻(国立民族学博物館内)博士後期課程。韓国近現代美術史研究。